ぶっちぎりの”栄養価”を誇る「金の野菜」【クレソン】を生活に取り入れない手はない!

勝田公雄 医学博士が、「クレソン」のすばらしさ&驚くべき効能について話されています。

「クレソン」は、欧米では薬用ハーブとしても活用される身近な野菜です。
日本では、ステーキの横にある付け合わせくらいの印象しか無いかもしれませんが、近年の研究では、炎症を抑えたり、のどの筋肉を緩めて、「咳」を鎮めたり、「喘息」の発作を和らげる働きがあることが分かり注目されています。もともとクレソンは、ヨーロッパでは、血液浄化や滋養強壮などの薬用ハーブとして用いられてきた歴史があります。クレソンの学名はナスタチューム・オフェチナーレと言いますが、オフェチナーレは、「薬効がある」という意味です。

また中国では、クレソンのことを「西洋菜千」と呼び、咳止めや解熱の生薬として用いています。日本に伝えられたのは明治初期の頃で、「オランダガラシ」または「ミズガラシ」と呼ばれました。

医薬品として販売されている国もあります。薬効をもたらす一つは、『イソチオシアン酸アリル』ではないかと考えられています。この成分は、にんにくやワサビ、大根にも含まれる辛みのもとになる物質の仲間で、クレソンのツンとした辛味成分です。『イソチオシアン酸アリル』は、強力な抗酸化作用を持っているので、これが炎症を抑える働きをしていると考えられるのです。(はつらつ元気)

【勝田公雄 医学博士】
株式会社バイオアーク 代表取締役昭和52年新潟大学医学研究科博士課程修了(1年後に博士学位取得)。同年、山之内製薬㈱(現アステラス製薬㈱)入社。中央研究所にて血液分野を中心に創薬探索担当。平成元年、山之内製薬㈱を退職し株式会社バイオアークを設立し、現在に至る。脳梗塞治療剤第2世代t-PA(遺伝子操作を伴った国内最初の薬剤)は山之内製薬㈱在職中に提案し開発された。

 

アメリカ疾病予防管理センター(CDC)の機関誌「Preventing Chronic Disease(慢性疾患を予 防する)」の研究によれば、健康に重要とされるカリウム、食物繊維、タンパク質、カルシウム、鉄、 チアミン、リボフラビン、ナイアシン、葉酸、亜鉛、ビタミンA、B6、B12、C、D、E、Kの17の栄養 素の含有量をもとに食品がスコア化されていて、スコア100点獲得して第1位にランクインしたのは 「クレソン」でした。

クレソンは“最強の野菜”

 

クレソンは栄養価ナンバー1

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